「怒り」の理由とまずやること

アンガーマネジメントの研修が充実しているようです。

技法は今後取り上げていきますが、そもそもなぜ怒ってはいけないのか、とりあえずできることを総論として説明します。

人はなぜ怒るのか

 人はなぜ怒るのでしょうか。

 嫌なことがあったからでしょうか。
 それとも怒る相手が指示通り動いてくれないからでしょうか。
 関係ない罪を着せられたことへの不満でしょうか。

 共通することは、自分が納得できない事に関しての防御反応として、怒りを表現します。
 相手をコントロールするのを目的に、怒りをあらわす人もいます。

 昔は職場でよくあり、その環境で育つとその部下も怒りで統率しようとしていました。

 しかし、時代が変わりました。

 怒りはハラスメントとして扱われ、他人のコントロールに怒りを利用していた人は、「それ、ハラスメントですよ」と返されてしまいます。
 コントロールするつもりが、自分が相手にコントロールされる形に陥ってしまいます。

また、世間の学力が上がるにつれ、怒りを冷静に見る人が増えました。
 「あの日よくわからない事で怒ってるの」
 「自分だけかっこいいと思ってる姿は痛いよね」と一段下に見られます。

 下に見ている人の部下になるのは、モチベーションが上がらず、異動や転職で人が離れていきます。
 管理ができないと判断され、怒る人として職場の引き取り手がなくなると、リストラの危機も発生します。

怒りのコントロールに失敗することで、仕事のコントロールを失う可能性もあるわけです。

アンガーマネジメントの初手

 会社では医療機関やリワークにつながる前の期間のうちに、次のことを指示しています。

  • 断酒する
  • その場を離れる練習
  • よく寝る

 お酒は脱抑制の作用があるため、怒りをこらえることが難しくなります。

 断酒で2-3日後に「逆にイライラする」ことがあります。普段飲んでいたものが身体から抜け、離脱を起こした状態です。どうしてもお酒が抜けない場合は、薬物療法を行いながら離脱を防いでいきます。

 6秒怒りをこらえる練習もありますが、抑えることに失敗すると職場の居心地が悪くなります。段階踏んでの練習は、支援者と密に相談ができる状況になってからが良いでしょう。
 初手ではとりあえずその場を離れることを勧めています。
 場が変わることで緊張がとける、怒る相手がいないので冷静になれる、などが期待できます。

 睡眠で体力回復させるのも大事です。疲労が蓄積し眠れないと、脳の判断を鈍らせます。身体はいつも充実した状態にしておきましょう。

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