再発予防のアプローチ方法

 精神疾患は再発しやすいので、可能な限りの対策を準備しておきます。

 何を準備しておくのがよいでしょうか。

 ストレスに対する自身の反応を整理して、対策を立てておきます。

ストレスに対する反応

 ストレスがかかったとき、「身体」「気分」「認知」「行動」に影響が出ます。

  • 身体 動悸や頭痛、腹痛、下痢などからだに出る症状。交感神経優位の症状が多く並びます。
  • 気分 うつうつとした気分やイライラ、不安など精神症状です。
  • 認知 ものの見方・考え方。あの子は自分を好きに違いない、車が近づいてきているから嫌がらせをしているに違いない、など、環境や状況に合わせた解釈です。
  • 行動 状況に合わせた行動。イライラで生ゴミの穴を深く掘る、タバコを吸う、頭を掻きむしる、などです。

自分で対処できるものは

 上記4つのうち、自分で対処できるのは「認知」「行動」です。

 書店で出ている認知行動療法は、自分で取り組めるので書籍が並んでいるわけです。

 逆にストレスのうち症状に対しては自力でコントロールできません。精神科で薬物療法の対象になります。
 まず身体・精神症状を落ち着かせてから認知や行動にアプローチすることが多いです。

2つのアプローチ

 認知・行動はどちらを重視するのが良いでしょうか。

 どちらも準備しておきます。

 自分自身の行動を自分や周囲の人に確認しながら、「足りないものを補う」ように重きを置く項目を決めます。どちらも思い当たる場合はバランスよく考えます。

 認知は脳から、行動は手足から動くので、神経は逆方向に進むことになります。
 それぞれの対策を考えましょう。

認知へのアプローチ

 考えのプロセスを辿り、他の考え方や行動はできたか検討します。自分の考えを周囲に相談できなかったとき、上司が忙しそう、関わってから日が浅く話かけづらい、そもそも話すのが苦手、など様々な理由があります。

考え方から行動や症状に対してプラスになるよう促します。

行動へのアプローチ

 セルフケアが該当します。心地良い行動、楽しめる行動をしていきます。

 運動による抑うつ改善の期待もあるため、週数日は身体を動かします。

 ピンチのその場でできる行動も考えておきます。その場を離れる、飲み物を飲む、デスクのお菓子を五感で楽しむのも良いでしょう。

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