ADHDの薬物療法

発達障害

 神経発達症のうち、ADHDは薬物療法の適応があります。服薬するかは主治医と本人、未成年であれば保護者も交えて確認しながら進めていきます。

 ADHD総論は下記の記事になります。

薬物療法の方針

 症状は環境による影響があるため、環境調整ができるかをまずは検討します。

 職場で聴覚過敏対策に耳栓をする、視覚でスケジュールやTODOを確認するために会社でアプリを入れる許可をもらうなど、まずやれそうなことを上司に聞いてみます。

 その上で仕事や日常生活に支障が出る際に、薬物療法が検討されます。

薬剤の種類

 日本で出せる処方は4種類です。中枢神経刺激薬と非中枢神経刺激薬に分けられます。

メチルフェニデート徐放剤

 中枢神経刺激薬です。前頭前頭でノルアドレナリントランスポーターに結合し、ドパミンやノルアドレナリンのシナプス間での再吸収を阻害します。その結果、ドパミンやノルアドレナリンのシナプス間での濃度があがり、注意や行動、衝動性に変化が生じます。飲んだその日に効果があり、変化を実感できるのも特徴的です。

リスデキサンフェタミン

 中枢神経刺激薬です。体内でアンフェタミンに変化します。第一選択薬ではなく、他剤が無効もしくは副作用が出た際の変更候補になります。適応年齢は6-18歳です。

アトモキセチン

 非中枢神経刺激薬であり、効果発現まで時間を要すため2ヶ月程度かかります。不注意、行動、衝動性いずれの症状にも適応があります。効果でなくて服薬中断しないようにしましょう。

グアンファシン

 非中枢神経刺激薬です。元々循環器薬として開発されていました。副作用として血圧低下や脈拍数低下することがあり、体調は整えておきましょう。

 ほかにも、症状に合わせて抗うつ薬や気分安定薬などが出されることもあります。

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