A theory of cognitive dissonance:認知的不協和理論は、摂食障害や職場の禁煙プログラムなどで応用されている理論です。
ヒトというものは矛盾をかかえるのが難しい生き物です。そのため、自分の中rに矛盾を抱えずに生きるよう思考や行動が誘導されていきます。
職場の健康支援でのアプローチ
禁煙教育を行っても、最後まで取り組む人は非常に少ない、ということはよくあります。
ここで、「教育が足りないから、本人たちはわかっていないから」と教育内容に怖くなる画像を取り入れていきます。でも成功率はあがらない。
グループワークでは「たばこを吸っているけど病気にかからず、担当医より長生きした人の話を聞いたことがある」とほかの情報を持ってくる人や、突然出席しなくなる人もいます。
矛盾や不協和を減らす行動
矛盾を抱えない・軽減するための行動は3つあります。
- 自身の認知を変える
- 周囲の認知を変える
- 新たな情報を入れる
ひとつずつ行動をみていきましょう。
自身の認知を変える
禁煙教育を受けることで、自身の行動を禁煙する方向に変えていきます。行動した結果、認知を変えていき不協和を低減していきます。
禁煙教育では禁煙プログラムを行動開始できる集団です。
指導者としてはこの層へのアプローチは取り組みやすいものの、この層以外へのアプローチが難渋することが多いです。
周囲の認知を変える
タバコは健康に悪い、という情報から離れることで、自身の不協和を低減していきます。支援者の手から離れやすく、孤独になるため依存物質から離れにくくなります。
全社禁煙や家族にタバコを取り上げられるなど、回避できる環境が減ってしまうと使えなくなるため、ほかの不協和逓減法に移行していきます。
新たな情報を入れる
ほかの情報を入れて、不協和の総量を減らす・薄める狙いがあります。
「担当医より長生きした人を知っている」
「喫煙より交通事故のほうが死亡率が高い」
などの情報を入れることで、矛盾を減らしていきます。
内容によっては言い訳しているように支援者には見えるかもしれませんが、不協和を薄めていると考えて脱落を防ぐほうが賢明です。
矛盾が生じやすい場面
では、どんな場面で矛盾や不協和が起こりやすいでしょうか。
- 何らかの意思決定後
- 周囲などの圧力により自身の考えと反対の行動を強要されたとき
- 既存の認知と矛盾した新しい情報と偶然接触したとき
- 公衆の面前で意見をいうとき
- 自己の考えや信念とかけ離れた現実に直面したとき
に不協和が生じやすいとされています。
国会中継でもこのような場面を見ることがあります。「このセンセ認知的不協和起こしているな」と感じながら中継を見るのも興味をそそられます。

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