神経発達症向きの業務

 神経発達症にはASD、ADHD傾向のタイプと、これらが重複するタイプがあります。
 特定の上司との関係で悪化することや、学歴や職歴から考えられる得意業務は定常に発達した人にも起こります。神経発達症では、これに感覚の違いや同時並行が苦手、空気を読むのが苦手なことなどが影響します。特性を考慮した業務、より適性の高い業務はあるのでしょうか。

ルーティン業務がよいのか

 ルーティンで行う業務なら負担が少ない、再発率が低い、ということでルーティン業務をつけることがあります。

 ASDの場合、マイペースにできる点はいいのですが、ルーティン業務は派遣や外部委託している企業も多く、「そんな業務はない」という職場が散見されます。すぐにそのような業務に割り当てられないことが多いです。

 一方ADHDでは、変化や新しいことに強いものの、ルーティンでは気分が上がらずパフォーマンスが著しく低下します。

 他にASDとADHD双方の特性を持つ人もいます。この場合もルーティンが合わない人もおり、行動をみて評価することになります。以上から、必ずしもルーティン業務がおすすめというわけではない、と言えます。

管理者の采配

 ASDはルーティンへの強みがあるので、ルーティンがない職場の場合、マニュアル作りが必要とされる業務に配置する手があります。コミュニケーションが苦手な人が多いですが、電話やweb会議ですぐ相談を促します。

 ADHDは変化に強いものの、飽きっぽさが課題になります。定期的な進捗のチェック、ペースが落ちる頃を見計らって、別の業務を振っていきます。

 感覚過敏が気になる、という人がいます。
 パソコンや手元のライトなどによる座席移動など、配慮できるものは検討します。

具体的な業務

 管理職では部下の面倒を見る必要があります。ASDはマイペースさで周囲がイライラする可能性があります。部下にはすりあわせや方向性を確認しながら、ねぎらいや感謝の言葉をあらかじめ考えて伝えましょう。

総務は昨今のリストラにより、手広い業務を早いスピードで要求されます。他の社員とも関係構築や根回しするなど、スキルレベルが高めです。

 営業はADHDの人にとっては適性があります。ただ、その場しのぎでしゃべることもあり、その場合はお目付役が必須です。

 技術は興味次第になります。相談時間や進捗チェックをする。相談相手を決め、どのタイミングで相談するか決めておくのが良いです。

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