「あいつはいつも嘘をついている」と事前情報を言ってくる上司が時々います。
本人の性格だけではなく、環境要因によるものも考慮する必要があります。職場で起きる嘘の問題を考えてみます。
ドラマや現実世界で見る嘘
「俺はフェラーリ乗ってて…」と、さりげなく馬のマークのキーホルダーを見せてホステスを口説く中年男性。
嘘の背景にはホステスの関心をひく意図があります。
現実世界でも、高収入を謳った闇バイトがあります。海外に監禁されてしまうニュースが出ていますが、リスクを負って高収入を得るタイプをはめ込む意図があります。
嘘をつくには、それなりの理由があるわけです。
似たもので「妄想」がありますが、本人の願望が発言になったものです。相手を騙す意図がないので、相手が話に乗ってくると逆にタジタジになることもあります。
職場で起こる嘘
職場で嘘が出るのは進捗遅れや事故隠しなど、本人にとっての悪いことが発生した時です。
若い人では怒られそうな事態の対処を経験していないと、嘘でその場を切り抜けて後から修正する人もいます。正直に言って損した経験のある人は、嘘の方が損しない、損失回避で嘘をつく人もいます。
アルコールをはじめとした依存症では正直に言う事が苦手になり、その場を取り繕う嘘が出てきます。ベテラン社員に起こることがあります。
「嘘が多いから発達障害だ」と言い出す人がいますが、発達障害あるなしに関わらず嘘は起こります。この議論の意味はないです。
環境要因は個人要因以上に大きいです。
プレッシャーがある、理不尽に怒鳴るなど、正直者がバカをみる環境では嘘の発言が出やすくなるといえます。
「うちの部署は嘘ばかりつく。採用は何をしているんだ」と言う発言をする部の責任者は、嘘が出る理由を職場にまずは求めるのがよいでしょう。
嘘の出る職場と社内情報
複数で嘘が出る職場はプレッシャーがかかる職場として、内部崩壊が懸念されます。退職者や休職者の増加、ハラスメント相談が多い、などが考えられます。
ストレスチェックでは上司や同僚との関係性のほか、業務量・質など、職場の背景のヒントが出ている可能性があります。
嘘つかないとやっていけない職場は拡大は難しいでしょう。業務の整理と管理者を変えるなどで大きく変える覚悟が必要でしょう。
